タイ人の失業率って、意外にも、すごーく低いんです。

〈タイ情報〉

 

3月11日付けの“newsclip.be”に下記のような記事がありました。

‘タイの1月の失業率 0,9%’。

アメリカの約10%、日本の約4、2・3%に比べ、タイの失業率って

なんて低いんでしょう。

以下、記事の詳細を転載しますね。

 

《タイの1月の失業率 0,9%。

 タイ統計局がまとめた1月の失業率は0,9%だった。

 地域別では、バンコク1,2%、中部0,8%、北部0,7%、東北

 部1%、南部1,1%。

 

 業種別就労者数は、農林水産1171万人、製造630万人、建

 設218万人、卸売り・小売り・自動車修理671万人、ホテル・外

 食269万人―など。(軍・警察・教員などの公務員数不明)》

 

上記を見ると、やっぱり、タイの就労者は、圧倒的に農業、水産業が多いですね。(全就労者数の約30%強です。)

 

タイが他国に比べて、失業率が低い要因を調べてみました。

具体的に解ったことは、

1、農業部門就業者比率の高い国では、失業が顕在化しにくい事

  (農業部門は、失業者や余剰労働力を吸収する為。)

2、失業した場合、自営業者、家族従業者(家の手伝い?)として

  の就業が可能。(自営業者・家族従業者の割合は、約60%)

3、他国との統計上の就業者定義にも因る。

  タイで就業者とみなされるのは、ASEAN各国と同様で、

  調査期間中に、1時間以上(働いた)となっています。

  (農業季節労働者、日雇いの建設・道路工事就業者、単なる

   お店のアルバイト店員なども、就業者としてカウントされる)

4、安い賃金で、従業員を雇用できる。

  最低賃金・1日300Bには、なりましたが‥。

 

以上、タイ失業率が低い要因を述べてきましたが、私、日頃、タイの街中、村中を見ていると、定職もなく仕事もしないで、ブラブラしてる人々を、よく見かけます。

とても失業率約1%の国とは、とても思えません。

(私の実感では、10%以上だと思ってます。)

本ブログの読者の皆さんは、どう思われますかね? 

コメントをお書きください

コメント: 10
  • #1

    メンカーム (木曜日, 13 3月 2014 08:49)

    タイが他国に比べて
    失業率が低い要因は
    仰る通りだと思いますが、
    仕事をする気がある人だと
    不足しているのが現状だと
    感じてます。
    うちは求人をしても
    使える人が見つかりませんし
    工事を頼もうにも
    腕が良い職人は下請けとして
    大手が捕まえて離しませんから
    どうしようもないのしか
    残ってません。
    統計上タイ全体としては
    景気が減速しているのでしょうが
    ウドンの民間の投資意欲の
    強さには驚いてます。
    バンチャン交差点の右折車線も
    最近は朝から
    一回の赤信号では通れません。

  • #2

    田村 (木曜日, 13 3月 2014 09:05)

    タイの失業率は、2009年以降低下傾向にあり、2011年3月には0.7%と過去最低の水準になっています。

    一般的に、途上国・新興国の失業率は、都市部の失業者しか対象としておらず、地方・農村に滞留する余剰労働力の実態を見落としています。

    たしかに、タイの労働市場は、失業率は低いものの、農村では多くの余剰労働力を抱えているのが実態です。

    農業人口が多数を占めるタイと農業人口が10%未満の日本では失業率の比較は無意味です。

    しかし、失業率が低水準にあるということは、都市部では労働市場がひっ迫していることを示すものにほかなりません。

    都市部や製造業での労働力不足には、以下の2点が影響を及ぼしていると考えられます。
    第1が、少子高齢化の進展です。
    2010年のタイの合計特殊出生率(女性が生涯に出産する子供の数)は1.6を下回っており、先進国並みに低いです。

    第2は、製造業と農業の賃金格差の縮小です。
    産業別賃金水準統計によれば、製造業の月平均賃金は2001年の6,164バーツから2010年に7,983バーツに上昇したのに対し、農業のそれは2,284バーツから4,199バーツへ上昇しています。
    賃金格差が縮小したことにより、都市部や製造業が地方・農村から労働力を引き付ける力が低下していることになります。

    タイの労働市場の特徴として、派遣労働・非正規労働者が60%以上であることも、低雇用(パートのように、労働時間・給与とも少ない)に繋がり、失業率が低めに出てくる要因でもあります。

  • #3

    しゅん (木曜日, 13 3月 2014 21:00)

    単純に私は思います。
    仕事を探していないし、ブラブラしていても、何らかの理由で食べては行ける。
    そのような人は失業者か?
    もしかすると、そうではないような気がします。
    職を探しているけど見つからない人が失業者なのかも。
    タイには前者が多くて後者で計られるのでは。
    確かに、求人広告を出しても人は集まらないのは本当の様です。

  • #4

    NAO (木曜日, 13 3月 2014 21:55)

    メンカームさん。度々のコメント投稿、ありがとうございます。
    農園をやられてるメンカームさんの現実に基づいたご意見、よく解ります。
    「求人しても‘腕の良い職人が集まらない’。」
    「不景気にも拘らず、公共道路工事が盛ん。」
    いずれも、タイ人の就業率が高い遠因ですね。

  • #5

    NAO (木曜日, 13 3月 2014 22:21)

    田村さん。初めて?のブログコメント投稿、ありがとうございます。
    ‘タイ失業率’低率要因の(側面からの)的確な分析、ありがとうございます。よく解りました。
    「都市部と農村部の賃金格差縮小‐都市部の労働力不足」、「タイ人の少子化現象」、「パートなど非正規雇用の顕在化」など、すべて失業率低率に影響を与えているんですね。

  • #6

    NAO (木曜日, 13 3月 2014 22:37)

    しゅんさん。またもやのコメント投稿、ありがとうございます。
    タイの失業率が極端に低いのは、タイ就業人口の30%以上が、農業・水産業に就いてるのが、主な要因だと思います。
    田舎に住んでる人々で、仕事もせず、ブラブラしてる人達の実家は、殆どが農家です。
    何もしてなくても、農業従事者(仕事をするのは、田植え、稲刈時だけ?)なのです。
    羨ましい?というか、何か、変ですね~。

  • #7

    大泉啓一郎 (金曜日, 14 3月 2014 02:23)

    ■過去最低の失業率
    タイの失業率は、2009年以降低下傾向にあり、2011年3月には0.7%と過去最低の水準になった。一般的に、途上国・新興国の失業率は、都市部の失業者しか対象としておらず、地方・農村に滞留する余剰労働力の実態を見落としているとの批判がある。たしかに、タイの労働市場は、先進国と同様に完全雇用の状況にあるわけではなく、失業率は低いものの、農村では多くの余剰労働力を抱えているのが実態である。
    ■少子高齢化と賃金格差の縮小
    都市部や製造業での労働力不足には、以下の2点が影響を及ぼしていると考えられる。
    第1が、少子高齢化の進展である。2010年のタイの合計特殊出生率(女性が生涯に出産する子供の数)は1.6を下回っており、先進国並みに低い。2005-06年のサンプル調査によれば、バンコクのそれは、0.88でしかない。また地方・農村でも合計特殊出生率が2を下回る地域が多く、若年労働力の人口は少ない。
    第2が、製造業と農業の賃金格差の縮小である。タイ中央銀行作成の産業別賃金水準統計によれば、製造業の月平均賃金は2001年の6,164バーツから2010年に7,983バーツに上昇したのに対し、農業のそれは2,284バーツから4,199バーツへ上昇した。

    田村様、他人の論文を無断投稿しないで下さい。

  • #8

    NAO (金曜日, 14 3月 2014 06:31)

    大泉啓一郎さん。本ブログへのコメント投稿、ありがとうございます。
    田村さんのコメントは、何方かの論文からの流用みたいですが、単なる本ブログへのコメントにすぎないですから、そう目くじらを立てなくても良いんでは‥と思います。

  • #9

    大泉啓一郎 (金曜日, 14 3月 2014 07:17)

    この論文は私がアジア・マンスリー 2011年7月号に投稿した「タイで深刻化する労働力不足。」 です。

  • #10

    NAO (金曜日, 14 3月 2014 07:25)

    大泉啓一郎さん。
    大泉さんご自身の論文でしたか。了解しました。